いらっしゃいませ。
今回はCLASSIC PRO – CPH7000についてレビューしたいと思います。
モニターヘッドホンとして有名な本機種ですが、
ミックス用としてだけでなく、様々な楽器用のモニターヘッドホンとしても利用可能です。
今回、筆者が実際に様々な楽器で使ってみて感じた感想をお伝えさせて頂ければと思います。
〜本機種の特徴〜
・一言でいえば「派手でハイレンジな音」
・超低域までしっかりと出る
・中域はそこそこ
・高域は耳に痛い5〜10kHz辺りまでしっかりと出る
筆者はこのように感じました。
中域は出ていないわけではありませんが、低域と高域が強く出ている結果、
比較的引っ込んで聞こえてしまっています。
決して物足りなくは感じませんが、音像や解像度はやや下がってしまいます。
(Audio Technica – ATH-M20xの方が中域や解像度は高く感じます。)
1、DTM(ミックス、マスタリング)
低域と高域がしっかりと出るので、
キックやベースの音などはしっかりとモニター出来そうです。
ボーカルやギターは実際よりも引っ込んで聴こえるのでバランス調整が少し手間かもしれません。
2.エレキギター
シングルコイルの場合、耳に痛く聴こえることもあるかも知れません。
ハムバッカーの場合は歪ませた時に低音が強く出過ぎるように感じられます。
ギターは長時間聴いていると耳が痛く聞こえてしまい、低域がギターの美味しい帯域をマスキングしてしまうので
正直あまり向いているとは言い難いです。
3.ベース
超低域までしっかりと聴こえるのでベースとは非常に相性が良いです。
スラップした時の高域も非常に力強く聞こえますので、
ベースの練習がとても楽しくなるでしょう。
ベースでの使用は非常におすすめです。
4.電子ドラム
バスドラムが震えているような超低域までしっかりと再現しますので、
電子ドラムとの相性は非常に良いです。
タムの深みやシンバルのキラキラ感などもかなり強調されますので、
叩いている電子ドラムの音質が1段階グレードアップしたようにすら感じられます。
電子ドラムでの使用はとてもおすすめできます。
・最後に
いかがだったでしょうか?
基本的にはモニター用というよりはリスニング用に近く、
パワフルな低域と広域が気持ち良く聴こえる機種だなと感じました。
ただ低音楽器系とは非常に相性が良く、
床が震えるような低音を感じることができ、
練習が楽しくなることは間違いありません。
それではまたお越しくださいませ。