いらっしゃいませ。
今回は2020年時点で現行品の電子ドラム32機種を全てコメント付きでご紹介したいと思います。
さらに各機種には値段帯ごとに初級、中級、上級と分け、
さらにそれぞれ★5段階で評価を付けています(*筆者の独断です)
評価基準は
値段…同じ値段帯の中でのコストパフォーマンス、★が多いほど性能に比べて安い
音質…同じ値段帯の中での音質のリアルさが生ドラムに近いか
打感…同じ値段帯の中での打感のリアルさが生ドラムに近いか
演奏…同じ値段帯の中でのセッティングの幅の広さや演奏のしやすさ(パッドのサイズや数など)が生ドラムに近いか
以上のようになります。
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安くてもしっかり練習出来る電子ドラム(予算2〜9万円代)
~PLAYTECH – PDSシリーズ~
コストパフォーマンスに特化し
どのメーカーよりも安くメッシュヘッド搭載の電子ドラムを提供しています。
サウンドも変な癖がなく意外と使いやすい印象です。
ただ他のメーカーと違い、替えのパーツがバラ売りで購入出来ないので(サウンドハウスに問い合わせれば可能?)
不具合の際の素早い交換などに少し不安が残ります。
値段★★★★★
音質★★★
打感★★
演奏★
・ゴムパッド
・2シンバル
・キックペダル不可
・スネアパッドが8インチと小さいので演奏性に若干の難あり
音自体は過度な期待をしなければそんなに悪くないので
とりあえず電子ドラムを叩いてみたいという方には値段的にもオススメです。
ですが生ドラムの練習用として考えるとパッドが小さすぎるので生ドラムに切り替えた時の違和感は大きいでしょう。
本格的なドラマーにではなく遊びとして電子ドラムを取り入れたい方にはオススメできます。
値段★★★★★
音質★★★
打感★★★
演奏★★
・スネアはメッシュパッド
・タム、キックはゴムパッド
・2シンバル
・スネアパッドが8インチと小さいので演奏性に若干の難あり
値段がとにかく安く、スネアにもメッシュパッドを採用。
キックペダルも使えるので簡単な練習には向いています。
ただしスネアが8インチとかなり小さいので演奏の幅が狭くなりやすいです。
こちらも音は悪くないのですが本格的なドラム練習としてはシンバル数も足りず(拡張もパーツが売ってない)、
遊び用に使うための少しグレードが高いバージョンと考えた方が良いでしょう。
値段★★★★
音質★★★
打感★★★
演奏★★
・スネアはメッシュパッド
・タム、キックはゴムパッド
・2シンバル
・スネアパッドが10インチ
・音源モジュールが上位グレード
スネアが10インチと少し大きくなり、
音源モジュールがグレードアップしています。
仕様的には他メーカーのエントリーモデルと同等のグレードになります。
音源モジュールをUSBケーブルを繋いで他メーカー製の本格ドラムソフト音源を鳴らしたり
LINE OUTからPAに繋いでライブも可能です。
値段の割に音源モジュールがやれる事が多いのでコストパフォーマンスの高いモデルと言えます。
値段★★★★
音質★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★
・3シンバル
・スネア、タムがメッシュパッド
・キックはゴムパッド
・同値段帯の中では最高のコストパフォーマンス
3シンバルでスネア、タムはメッシュパッドとかなり本格的な仕様ながらかなり値段は安いです。
サウンドもかなり使える音が多い印象です。
スペックだけで見れば同値段帯の中でもスペックの割に値段は破格の安さですので
選択肢に入れる価値はあるかも知れません。
~YAMAHA – DTX402シリーズ~
YAMAHAは電子ドラムメーカーとしては唯一の生ドラムメーカーならではのナチュラルで生々しい音を再現しています。
実際のYAMAHAのドラムのサウンドをモデリングしているので
YAMAHAの生ドラムの音を知っている方はニヤリと出来る部分もあるかも知れません。
他のメーカーと違い
キックペダルとドラム椅子(スローン)が付属するので
全体としてのコストパフォーマンスは高く仕上がっています。
さらに402シリーズはドラム練習に特化した機能が多く揃っています。
iOS(iPhone、iPad)との連携が出来るようになり、キットの音量やチューニングや編成をiOS端末上で変えられたり
メトロノームに合わせて叩き、それが合ってるかを採点してくれる機能が豊富です。
また選んだ曲を自由なテンポで叩いたものを録画出来る機能もあります。
まさに練習用としては非常に優れた電子ドラムセットと言えます。
ただし全てのセットがゴム(ラバー)パッドで小さい7.5インチの物のみですので、
他メーカーのメッシュパッドと比べると若干打音の大きさや打感に関してはシビアになるかも知れません。
ですがUSB接続してMIDI打ち込みも出来ますのでDTMの制作にも活用できます。
値段★★★
音質★★★★
打感★★
演奏★
・2シンバル
・ゴムパッド
・キックペダル不可
・リムショット不可
値段は1番安いですがキックペダルが使えないのが難点です。
スイッチ式のキックは消音性は上がりますがキックの練習をしたい人には少し難点です。
値段★★★
音質★★★★
打感★★
演奏★★★
・3シンバル
・ゴムパッド
・リムショット不可
下位機種でDTX432KSというセットもありますが
こちらはシンバルを追加して3シンバルになり
より生ドラムに近いセットで練習出来るようになっています。
キックペダルが使えるようになっていますが
スネアはリムショットなどニュアンスや変化を付けられないので、
より本格的にドラム練習をしたい場合にはさらに上位モデルのDTX452を検討しても良いかも知れません。
値段★★★★
音質★★★★
打感★★
演奏★★★★
・3シンバル
・ゴムパッド
・リムショット可能
3シンバルかつスネアもリムショット対応で練習用ドラムとしては必要スペックを満たしています。
DTX402シリーズの練習に特化した機能と合わせれば非常に買う価値の高い電子ドラムセットと言えます。
ロック、メタルを意識した味付けの濃く癖になるサウンドが特徴のアメリカ発のメーカーです。
他メーカーよりも内蔵ドラムキットの数が豊富で多彩な上に
1番安いセットからメッシュパッドが採用されているので
非常に消音性も高くコストパフォーマンスの良いモデルが多いです。
さらに全ての機種で追加パッドやUSB接続でのMIDI録音などにも対応しているので
非常に拡張性が高く活躍の幅が広いです。
また他の日本のメーカーの繊細さやリアリティを重視したサウンドと比べると
ALESISはアメリカ的な派手で強烈なサウンドが多いイメージです。
値段★★★★
音質★★★
打感★★★★
演奏★★★
・スネア、タムはメッシュパッド
・キックはゴムパッド
・2シンバル
・キッズ向けのデザインなので大人が叩くにはセッティング幅が狭く小さい
1番安いモデルですがメッシュパッドが採用され消音性や打感に優れます。
また2シンバルですが別売りのALESISのシンバルやタムのパッドを買えば拡張も可能です。
ただしキッズ向けにデザインされているとの事で省スペースですが成人男性が叩くにはセット全体が低く感じてしまうかも知れません。
値段★★★★
音質★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★
・2シンバル
・オールメッシュパッド
・タムもリムで音が出る
スネア、タム、キックの全てのパッドにメッシュを採用した素晴らしくコストパフォーマンスの高いモデルです。
スネアも10インチで叩きやすく、
2シンバルですが追加パッドでシンバル、タム共に拡張が可能です。
USBケーブルでのMIDI打ち込みも対応しているのでDTM制作にも使えます。
多彩な機能を持ちつつ値段も抑えられているので
ファーストチョイスの電子ドラムとしてベストな選択肢の1つと言えます。
~Roland – TD-1シリーズ~
ナチュラルさと派手さを両立したバランスの良いハイファイサウンドが特徴の業界最大手のメーカーです。
TD-1は省スペースと練習機能の豊かさ、音質の良さと全てが高いクオリティのシリーズです。
コーチモード、ソングモードという基礎練習にも使える機能もしっかりと備えています。
値段★★★★
音質★★★★★
打感★★
演奏★★
・2シンバル
・ゴムパッド
・リムショット不可
・キックペダル不可
・収納性は非常に高い
2シンバルですがオプションでシンバルを拡張出来ます。
ゴムパッドですが2ゾーンでショットを感知し幅広い表現が可能です。
シンバルはライドは叩く場所ではなく叩く強さで音が変わる仕様です。
音質に関しては他の値段帯の電子ドラムと比べても非常に良いですが
本格的な生ドラム用の練習というよりは
気軽に電子ドラムを高音質で叩いてみたいという方向けの製品だと感じます。
値段★★★
音質★★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★
・2シンバル
・スネアとタムはメッシュパッド
・キックはゴムパッド
2プライの本格メッシュヘッドで非常に良い打感をスネア、タムパッドに備え
シンバルもチョーク可能なシンバルを備えた多機能モデルです。
もちろん追加でシンバルも増設可能です。
練習機能の豊富さに加えドラムの音質も同値段帯の中ではトップクラスなので
練習用としてもDTM制作用としても非常に役立ってくれるでしょう。
値段★★
音質★★★★★
打感★★★★★
演奏★★★
・2シンバル
・スネアとタムパッドはメッシュパッド
・キックはゴムパッド
・収納性が高い
収納性に特化したモデルです。
パーツが全て合体しているので簡単に折り畳み収納、持ち運びが出来ます。
車での移動なども簡単なので
持ち運びが多い方には非常に有用ですが
その代わりにセッティングの幅がだいぶ狭くなってしまっているので、
本格的な練習というよりは気軽に叩きたい方向けの製品になっているように感じます。
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練習&配信&簡易レコーディング用に使えるモデル(予算9〜25万円代)
少し値段は上がりますがサウンドの質が上がり
よりリアルなサウンドで練習が出来ます。
また生配信やオンラインレッスン、
バンドでのデモ作成など幅広い用途で活躍出来ます。
比較的コストパフォーマンスに優れたモデルが多い値段帯です。
~YAMAHA – DTX500シリーズ~
シリコンパッドの打感がリアルでドラマーに好評です。
ですが音源モジュールの発売日が2013年と古いので音質の面で他のメーカーに劣るかと思われがちですが
唯一の生ドラムを製造してるメーカーでもありますので
サウンドのリアリティさは今でも損なわれていません。
さらにこの値段帯でも他のメーカーと違い
キックペダルとドラム椅子(スローン)が付属するので
全体としてのコストパフォーマンスは高く仕上がっています。
値段★★★★★
音質★★★
打感★★★
演奏★★
・2シンバル
・スネアはシリコンパッド
・タム、キックはゴムパッド
・キックペダル、ドラム椅子(スローン)付き
2シンバルですが増設可能です。
評価の高いYAMAHAのシリコンパッドをスネアに設置されています。
値段帯としても初級(2〜9万)とほぼ同じ値段帯なので、
様々な機能を備えながらも
非常にリーズナブルな機種と言えます。
値段★★★★★
音質★★★
打感★★★
演奏★★★★
・2シンバル
・スネアはシリコンパッド
・タム、キックはゴムパッド
・本物のハイハットスタンド
・ペダル、ドラム椅子(スローン)付き
シンバルパッドが3ゾーン式になり、
ハイハットも本物のハイハットスタンドを使用出来るようになった電子ドラムセットです。
DTX522と比べるとかなり値段が上がっていますが、
本物のハイハットスタンドを使えるドラムセットとしてはかなり格安の部類になると思います。
値段★★★★
音質★★★
打感★★★★★
演奏★★★★
・3シンバル
・スネア、タムはシリコンパッド
・キックはゴムパッド
・本物のハイハットスタンド
・ペダル、ドラム椅子(スローン)付き
スネア、タムが全てシリコンパッドになっただけでなく
音源モジュールの古さとサウンドをどう感じるかですが、
ドラム椅子(スローン)と本格的なキックペダルが付属してくる事を考えると
電子ドラムセットの中ではかなりコストパフォーマンスが高いセットだと言えます。
値段★★★★
音質★★★
打感★★★★★
演奏★★★★
・2シンバル
・オールシリコンパッド
・本物のハイハットスタンド
・ペダル、ドラム椅子(スローン)付き
スネア、タムだけでなくキックペダルもシリコンパッドになり
シンバルも拡張可能なので
生ドラムに近い打感の練習用の電子ドラムとしては非常に有用です。
キックの練習を重点的にやりたい方はこちらのセットが良いと思います。
~ALESIS~
値段★★★
音質★★★
打感★★★★★
演奏★★★★★
・2シンバル
・オールメッシュパッド
・スネアが14インチで本物と同じサイズ感
・本物のハイハットスタンド
シンバル&タムは増設可能です。
スネア、タム、キックパッド全てがメッシュパッドになり、
さらにスネアは本物と同じ14インチという本格サイズで
本物の生ドラムに近い演奏感が魅力です。
さらに音源モジュールは110キットという膨大なドラムセットを選択でき、
自分で作ったサウンドを取り込みStrike Kitで鳴らす事も可能です。
赤い印象的なルックスもさる事ながら
ロック&メタル向けの派手なサウンドがさらに磨き上げられ、
練習だけではなく「演奏してみた」動画の作成でも十分な力を発揮できます。
~ROLAND – TD-07 & TD-17 & TD-25シリーズ~
ROLANDのミドルクラスの最新版TD-07、TD-17と、
前フラッグシップ(最上位)モデルTD-30の直系サウンドで、2015年と発売年は古いですがまだまだ現役のコストパフォーマンスを高めたTD-25シリーズがあります。
TD-17は値段からは考えられないほどの叩いていて気持ち良いサウンドで、
最上位機種のTD-50と同じサウンドエンジンを使用しているという事からも
サウンドクオリティの高さが伺えます。
TD-25は元最上位モデルTD-30直系ならではのサウンドクオリティは維持しつつ
叩く位置によって音が変化する「打点位置検出機能」など
生々しくリアルなサウンドや叩き心地を意識したモデルです。
ROLAND ( ローランド ) / TD-07KV
値段★★★★★
音質★★★★
打感★★★
演奏★★★
・2シンバル
・スネア、タムはメッシュパッド
・キックはゴムパッド
TD-17のサウンドや性能を引き継ぎながらもコストダウンを計ることに成功した
ROLANDの2020年最新モデルです。
TD-17から使えるサウンドをピックアップし、
Bluetooth接続による練習機能も健在ですので
練習用ドラムの決定版とも言える存在です。
値段★★★★
音質★★★★
打感★★★
演奏★★★
・2シンバル
・スネアはメッシュパッド
・タム、キックはゴムパッド
・Bluetooth機能は無し
シンバルは拡張可能。
こちらはTD17シリーズの中でもとにかくコストパフォーマンスを意識したモデルとなっており非常に安い価格で提供されています。
TD17サウンドをとにかく安く手に入れたい方にはオススメです。
値段★★★★
音質★★★★
打感★★★★
演奏★★★
・2シンバル
・スネア、タムがメッシュパッド
・キックはゴムパッド
シンバルは拡張可能。
スネア 、タムパッドがメッシュパッドなので非常にリアルな叩き心地です。
リズムコーチ機能もあるので基礎練習にもしっかりと対応しています。
さらにBluetooth機能で無線でスマホと接続し、
自分でYoutubeやiTunesに入っている音源などを流しながら叩く事が出来るので有線接続が不要なのも非常に簡単で好感触です。
さらに細かい音色のエディットも可能で、
チューニングの変化だけでなく打面のミュート加減も決められるので
簡単に自分だけのサウンドを作り出す事が出来ます。
値段★★★★
音質★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★★
・3シンバル
・スネア、タムがメッシュパッド
・キックはゴムパッド
・本物のハイハットスタンド
3シンバル仕様になり、本物のハイハットスタンドが使えるモデルです。
Bluetooth機能やコーチ機能、ソング機能。
音色のエディットの多彩さなどからも
ROLAND特有の多彩さ、多機能さをフルに活用したモデルで
生ドラムの練習用の電子ドラムとしては
最適なモデルの1つと言えるでしょう。
値段★★★
音質★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★★
・2シンバル
・スネア、タムはメッシュパッド
・本物のハイハットスタンド
TD-17よりも発売年は古いですが、
音色の繊細さや表現力はTD-25はかなり高いように感じます。
さらにTD-25には「打点位置検出機能」があり、
叩く場所によって音色が変化します。
よりリアルな生ドラム感を演出してくれますので
ドラム練習としても非常にクオリティが高い電子ドラムセットです。
値段★★★
音質★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★★
・3シンバル
・スネア、タムはメッシュパッド
・本物のハイハットスタンド
TD-25K-Sと比べて3シンバルになり
タムパッドのサイズも大きくなっています。
より本格的な生ドラムに近い感覚で演奏したい方には
こちらのモデルが非常にオススメです。
~ATV – EXSシリーズ~
ROLANDの創始者である梯郁太郎(かけはしいくたろう)氏が新しく設立したメーカーです。
多彩&多機能なROLANDの電子ドラムとは真逆のコンセプトを持ち、
一点特化で真の生ドラムサウンドを電子ドラムで再現しようとしています。
他のドラムメーカーのドラムサウンドは
基本的に物理モデリング(デジタルデータで再現している)なのに対し
ATVの音源モジュールのxD3、aD5は
サンプリング(実際にレコーディングした生のドラムサウンドを鳴らす)でドラムサウンドを作っているため、
他のメーカーの音源モジュールと比べてドラムキットの数は圧倒的に少ないですが
1つ1つが高クオリティな本物の生ドラムサウンドですので
そのままレコーディングに使っても違和感が無いほどリアルなサウンドです。
他のメーカーではよくある音色のエディット機能(チューニングや深さを変える機能)は付いていないので
そのままの音を使うしかありませんが全てリアルな本物の生ドラムサウンドなので音質は問題ありません。
またこちらのEXSシリーズではメトロノーム機能やソング機能、録音機能なども備えているので
練習用電子ドラムセットとしてもしっかりと使える機能を持っています。
ATV ( エーティーヴイ ) / EXS-2MK2 [オススメ!]
値段★★★★
音質★★★★★
打感★★★★★
演奏★★★
・2シンバル
・オールメッシュパッド
・本物のハイハットスタンド
・値段帯の割にはパッドのサイズが小さい(特にスネア)
・生音のサンプリング(録音)なので最もリアルなサウンド
シンバルは拡張可能。
ATVの電子ドラムの中では最もリーズナブルなセットですが、
スネア、タム、キックが全てメッシュパッドと本格的な仕様になっています。
ただしスネアパッドが10インチ、キックとタムパッドは8インチと小さめで、
シンバル類も全て12インチなので
より本格的に生ドラム演奏のための練習をしたい場合にはEXS-5を選択する事をオススメします。
ですが10万円台前半とかなり値段が安い上に最上位機種のaDrumsと全く同じドラムサウンドを出すことができるという点では非常にオススメです。
とにかく高音質な生ドラムの音を聞きながらドラムの練習をしたいという方には一番オススメできる電子ドラムセットです。
値段★★★★
音質★★★★★
打感★★★★★
演奏★★★
・2シンバル
・オールメッシュパッド
・本物のハイハットスタンド
・値段帯の割にはパッドのサイズが小さい(特にスネア)
・生音のサンプリング(録音)なので最もリアルなサウンド
シンバルは拡張可能。
スネア、タム、キックが全てメッシュパッドと本格的な仕様になっています。
ただしスネア、タムパッドが10インチと小さめなので
より本格的に生ドラム演奏のための練習をしたい場合にはEXS-5を選択する事をオススメします。
値段★★★
音質★★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★★
・3シンバル
・オールメッシュパッド
・本物のハイハットスタンド
・生音のサンプリング(録音)なので最もリアルなサウンド
EXS-3と比べるとパッドのサイズも本格的になり3シンバルでより生のドラムセットに近づいています。
スネア、タムパッドのサイズは生ドラムと比べると少し小さいですが上位版のaDrumsと同じサイズで
生ドラムと切り替えた時にも違和感の無いギリギリのサイズ感となっています。
EXS-3を3シンバルにしようと追加で数万円のシンバルを買い足すよりも
サイズ感がしっかりしていて元から3シンバルのEXS-5の方がコストパフォーマンスが良いように筆者は感じます。
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撮影からプロのレコーディングやライブまで幅広い用途をカバー(30万〜)
~YAMAHA – DTX700&900シリーズ~
YAMAHA独自のシリコンパッドをスネア、タム、キックパッドに搭載した本格的な電子ドラムセットです。
打感はかなり生ドラムに近く練習用としても非常に有用な電子ドラムセットです。
また音源モジュールも生ドラムを知り尽くしたYAMAHAならではの
YAMAHA製ドラムサウンドを多く搭載しています。
ただし音源モジュールの発売年がDTX700は2011年、DTX900Mは2013年と
他メーカーと比べると古い機種ですので
特にDTX900Mはサウンドの品質は非常に良いのですが
同値段帯の他メーカーの現行品と比べた時に
音質の割には値段が少し高く感じるかも知れません。
YAMAHA DTX700シリーズ
DTX720K
値段★★★★★
音質★★
打感★★★★★
演奏★★★
・2シンバル
・オールシリコンパッド
・本物のハイハットスタンド
YAMAHA独自のシリコンパッドをスネア、タム、キックパッドに搭載し
生ドラムに非常に近い打感を得られます。
ただしこの値段帯の中では一番音源が古いので
より高品質なサウンドを求める方は外部音源と接続する必要があるかも知れません。
値段★★★
音質★★
打感★★★★★
演奏★★★★
DTX920と同じパッドを搭載したモデルです。
打感はもちろんDTX920と同じなので非常に生ドラムに近く素晴らしいのですが、
サウンド的にはやはり2011年発売という古さが目立ってしまう印象です。
YAMAHAの電子ドラムをチョイスしたい場合には
筆者としてはDTX920にグレードアップする事をオススメします。
YAMAHA DTX900シリーズ
値段★★★
音質★★★
打感★★★★★
演奏★★★★
・3シンバル
・オールシリコンパッド
・本物のハイハットスタンド
YAMAHAのフラッグシップ(最上位)モデルです。
音源モジュールは発売年が2013年と古い方ですが、
サウンドは特に太鼓類の1発1発の音がリアルで使い勝手の良いサウンドです。
十分に現役で使える音質ですので、
特にメッシュパッドが苦手な方にはオススメ出来る電子ドラムセットです。
~ALESIS~
ALESIS ( アレシス ) Strike Pro Special Edition
値段★★★★★
音質★★★★
打感★★★★
演奏★★★★
・4シンバル
・4タム
・本物のハイハットスタンド
・オールメッシュパッド
ALESISのフラッグシップ(最上位)モデルです。
4シンバル、4タムという豪華仕様でありながら
スネア、タム、キックパッドに本物のシェルを採用しています。
見た目的にもかなり生ドラムに近づいているので、撮影やライブにもそのまま使えそうです。
搭載ドラムキットの数も136と圧倒的で、
様々なジャンルに対応しつつも
他メーカーと比べても圧倒的なコストパフォーマンスでとにかく安くプロ仕様の電子ドラムが欲しい方にはベストな選択と言えます。
サウンドはアメリカ製のALESISらしい派手なサウンドが魅力で
カラッと乾いた抜けの良いサウンドからド派手な響きのクラシックロックサウンドまで
USロック&メタルを彷彿とさせるドラムサウンドを網羅しています。
~ROLAND – TD-27 & TD-50~
電子ドラム業界では最大手であるROLANDのフラッグシップモデルです。
本格的な電子ドラムセットが欲しいといった場合には必ず選択肢に入ってくるでしょう。
レコーディングに使えるレベルでの音色のリアルさもさる事ながら
音色のエディット機能も豊富で、自分だけの電子ドラムサウンドを作ることも出来ます。
プロのステージでも多く見かける事のある最先端の電子ドラムの1つです。
値段★★★★★
音質★★★★
打感★★★★
演奏★★★
・3シンバル
・スネア、タムはメッシュパッド
・本物のハイハットスタンド
TD-27はROLANDのフラッグシップ(最上位)モデルTD-50直系のサウンドで
TD-50より多少機能を縮小しながらも同じ音質でコストダウンし
より安くROLANDの最先端サウンドを体感できるモデルとなっています。
電子ドラムセットも生ドラムの練習に必要不可欠な部分は残しながらも
可能な限りコストダウンを計り、
非常にコストパフォーマンスに優れたモデルと言えるでしょう。
値段★★★★
音質★★★★
打感★★★★
演奏★★★
ROLANDのフラッグシップ(最上位)モデルのコストパフォーマンスモデルです。
スネア、ライドシンバルのパッドが非常に高品質で、
現在最も生ドラムに近いパッドの1つと言えます。
ハイハット、タム、クラッシュシンバルのパッドが少し小さめなので
より高品質を求めるのであればさらに上のグレードを検討しても良いでしょう。
値段★★★
音質★★★★
打感★★★★
演奏★★★★★
スネア、ライドだけでなく
タム、ハイハットもサイズが本物の生ドラムに近くなり、
よりリアルな生ドラムの感覚を再現したモデルです。
かなり値段は高いですが、
1台持っておけば生ドラムとほとんど変わらないクオリティでの練習が可能になるでしょう。
自宅練習&DTMでの音源作成などにもベストバイな製品の1つと言えます。
値段★★
音質★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★★
TD-50KVのセットにキックパッドを本物の22インチのバスドラムにセンサーを設置したKD-A22を搭載したモデルです。
キックの感触や跳ね返りががメッシュパッドよりもさらにリアルになり、
本物のバスドラムと変わり無いレベルで練習が可能です。
キックにこだわりがある方、
生ドラムでのキックの練習を重要視されている方には特にオススメです。
ROLAND ( ローランド ) / VAD506
値段★★
音質★★★★
打感★★★★★
演奏★★★★★
本物のシェルを使用し、セッティングやフィーリングなども限りなく生ドラムに近づけた
ROLANDの最新フラッグシップモデルです。
音源はTD-27ですのでTD-50と音質面での差はありませんが、
ATV aDrumsと同様に本物のドラムセットと同じようにセッティングしプレイできます。
aDrumsと比較した場合ですと、
VAD506の方がスネア、タム、キックのサイズが大きく、
aDrumsの方がシンバルのサイズが大きいです。
また音質面では、
VAD506の方がチューニングやエフェクトなどを駆使した音作りの幅が広いですが、
aDrumsの方が実際のドラムの音を録音したサンプリング音源を使っているので音質面ではより本格的です。
~ATV – aDrumsシリーズ~
ATVのフラッグシップ(最上位)モデルです。
フルサイズに近いサイズ感のシンバル類をはじめ
他メーカーがパッドをドラムラックに組むタイプなのに対し
aDrumsはスネア、タム、キックパッドには本物のドラムシェルを採用し
タムはシンバルスタンドまたはスネアスタンドな取り付け
フロアタムはそのまま設置でき、
シンバルも本物のシンバルスタンドを設置して使うので
見た目はほとんど生ドラムと変わらない状態でセッティングが可能になります。
もちろんサウンドも生のドラムのサンプリング(レコーディングした生の音)を使用し、
「生ドラムに近づく」という1点において
他メーカーとは一線を画す非常にレベルの高い電子ドラムセットです。
値段★★★★
音質★★★★★
打感★★★★
演奏★★★★
・2シンバル
・1タム1フロア
・スネア、タム、キックが本物のシェル
・本物のシンバルスタンド
・本物のハイハットスタンド
ATVのフラッグシップ(最上位)モデルaDrumsのコストパフォーマンス版です。
1タム1フロア、2シンバルですが
必要に応じてシンバルやタムを買い足せるので
「2タムはいらないけど3シンバルは欲しい」という場合には
こちらを買って追加でシンバルを購入すればトータルのコストを抑える事ができます。
ROLAND VAD506と比較した場合ですと、
VAD506の方がスネア、タム、キックのサイズが大きく、
aDrumsの方がシンバルのサイズが大きいです。
また音質面では、
VAD506の方がチューニングやエフェクトなどを駆使した音作りの幅が広いですが、
aDrumsの方が実際のドラムの音を録音したサンプリング音源を使っているので音質面ではより本格的です。
値段★★★
音質★★★★★
打感★★★★
演奏★★★★★
・3シンバル
・2タム1フロア
・スネア、タム、キックが本物のシェル
・本物のシンバルスタンド
・本物のハイハットスタンド
ATVのフラッグシップ(最上位)モデルです。
上記のStandard Setも同じですが
音源モジュールaD5による生のサンプリングサウンドが非常に魅力的です。
他メーカーと違い音色のエディットは出来ませんが、
紛れもない本物の生ドラムのサウンドを高品質にレコーディングしたものですので
完璧にマイキングされた生ドラムのサウンドをイヤホンやヘッドホンに出力してくれます。
さらに本物のシェルやシンバルスタンドを使っているので、
スペースは取りますが本物のドラムセットと同じ感覚でセッティングする事が出来ます。
ドラムシェルのサイズも本物と比べると小さいですが、
生ドラムに切り替えた時に違和感の無いギリギリのサイズ感で非常に良く考えられています。
シンバルやタムのセッティング、
スローンの位置など微妙な調整が叩き心地に関わってくる生ドラムと同じセッティングで練習出来るので
生ドラムを叩くための練習用としてもトップクラスに使える電子ドラムセットです。
ROLAND VAD506と比較した場合ですと、
VAD506の方がスネア、タム、キックのサイズが大きく、
aDrumsの方がシンバルのサイズが大きいです。
また音質面では、
VAD506の方がチューニングやエフェクトなどを駆使した音作りの幅が広いですが、
aDrumsの方が実際のドラムの音を録音したサンプリング音源を使っているので音質面ではより本格的です。
~Pearl e/MERGE~
値段★★★
音質★★★★★
打感★★★★
演奏★★★★
・2シンバル
・2タム1フロア
・スネア、タム、キックが本物のシェル
・本物のハイハットスタンド
超大手ドラムメーカーであるPearlと 超大手電子機器メーカーであるKORGがコラボした次世代電子ドラムです。
サウンドもサンプリングサウンドを駆使し Pearlの生ドラムらしい高品質サウンドを再現します。
特にスネア、タム、キックといった太鼓類の再限度は非常に高品質です。
さらにスティックの形状を検知してサウンドが変わるという革新的な機能も備わっており
Roland、ATVともまた一味違う方向から電子ドラムを製作しているので 今後業界トップに躍り出るようなポテンシャルを秘めた電子ドラムといえます。
|
いかがでしたでしょうか?
随分長くなってしまいましたが
あなたにとってベストな電子ドラムが見つかることを願っています。
それではありがとうございました。
またお越し下さいませ。