いらっしゃいませ。
今回のメニューは、
あなたが初めてエフェクターボードを組む時に必要なものを書いてみたいと思います。
エフェクターボードといえば
ギターケースと並び、見た目的にバンドマンらしさを演出するマストアイテムの1つですが、
見た目だけでなく
しっかりと有効活用すればあなたのバンドマンライフにとても役立つと思いますのでご紹介したいと思います。
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エフェクターボードのメリットってなに?
メリット1.エフェクターが壊れにくくなる
特にあなたがギタリストならエフェクターは必需品なのではないでしょうか?
ベーシストにはわりとエフェクターは必要ないという方も多いですよね。
ギタリストなら歪み系エフェクター(オーバードライブ、ディストーション、ブースターなど)、ディレイ、コーラスなど。
ベーシストならプリアンプ、コンプレッサーなど。
大体この辺りのエフェクターを使う方が多いのではないでしょうか?
そしてあなたがこの中で3個以上エフェクターを使うといった場合(大きいサイズなら1個でも)
それらのエフェクターの全てをギターのケースの中に入れたり、バッグの中に入れて持ち歩くのはとても大変です。
あなたの大切なバッグが破れたりエフェクター自体が故障してしまう原因にもなりかねません。
そんな危険からあなたのエフェクターを守ってくれるのが
エフェクターボードというわけです。
エフェクターボードは名前通りエフェクター専用のケースなので、外部からの様々なショックからあなたのエフェクターを守ってくれます。
せっかくあなたが手に入れた大切なエフェクターを守るためにも、ぜひエフェクターボードのご使用をオススメします。
メリット2.セッティングの時短
エフェクターボードはあなたがエフェクターをセッティングする時間を短くしてくれます。
もしあなたが3個以上のエフェクターをライブで使う場合には
ケースやバッグから出してパッチケーブルを繋いで〜などと1つずつセッティングするのは面倒ですよね。
ですがエフェクターボードにエフェクターをセッティングしておけば
パッチケーブルや電源もそのままに、
あなたはステージ上にエフェクターボードを持って行って
電源タップに1つだけ電源を繋ぎ、あとはギターとアンプにシールドを差せばセッティングは完了です。
ね、簡単でしょう?
ちなみにエフェクターをエフェクターボードにセッティングする時には、
底が浅い方にエフェクターを置くようにして下さい。
底が深い方にエフェクターを置いてしまうと、演奏中にエフェクターを踏む事が出来なくなってしまいます。
じゃあ逆にデメリットってなに?
残念ながらデメリットもあります。
それはただ1つ、
片手を完全にふさがれてしまうので運搬が少し大変になってしまう事です。
エフェクターボードとはエフェクターという精密機械を守るための物なだけあり
さすがに頑丈な作りをしていて、ベルトなどで肩にかける事も基本的には出来ません。
普段ならギターやベースケース1つ背負ってそのままスタジオやライブに行けるのに対して
片手がふさがってしまうのは若干わずらわしさがあるかも知れませんね。
もちろん慣れてしまえば全然気にならないのですが、
片手がふさがるのが嫌なあなたにもピッタリのアイテムがあります。
それはソフトタイプのエフェクターボードです
これは普通のガッチリとしたエフェクターボードよりは頑丈さは劣りますが
ナイロン製で軽く、ベルトで肩にかける事も出来るので運搬はとても楽になります。
ですがあまりたくさんのエフェクターは運べないので、
それぞれあなたに合ったエフェクターボードを選んでみてください。
何か安いエフェクターボードはある?
楽器通販の大御所サウンドハウスにあるCLASSIC PROのエフェクターボードはとてもリーズナブルな値段です。
小さいものなら3000円、大きいものでも5000円ほどで売っているので初心者の方にはお財布的にもちょうど良いかも知れません。
筆者の体感ですが
エフェクターボードはそのシンプルな構造上、
よほど高いものと比較しない限りは
そこまで高いものと安いものでは品質に差はないと感じます。
(とても高いエフェクターボードはそもそもの構造自体が違ったりします)
ですのでCLASSIC PROのエフェクターボードでも安心して使っていただけるのではないでしょうか。
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エフェクターボードを買うならこれも一緒に!
もしあなたがエフェクターボードを買う事を決めていただけたなら、
ぜひ他にも揃えていただきたい物があります。
これらはエフェクターボードを組む上で一緒に組み込んでおくととても便利ですのでぜひご活用ください。
・パッチケーブル…
EX-PRO ( イーエクスプロ ) / FA series 0.75m L/L
これはエフェクターとエフェクターの間をつなぐ短いシールドの事です。
通常のシールドの長さは大体が3m〜なのに対し、
パッチケーブルは15cm〜と
とても短く値段も安めの物から揃っています。
よくミュージシャン界隈ではこのパッチケーブルの性能がサウンドを左右すると言われ、
1本5000円くらいするような高級なパッチケーブルを何本も買う方もいますが
筆者の体感的にはそこまで優先度を高くしなくても良いように感じます。
なぜならサウンドに直接的に影響する部分は他にもたくさんあるので、そこを全て解消していかない限り
高級なパッチケーブルの恩恵は受けづらいと考えるからです。
ちょっと難しい事を言ってしまいましたが、
つまり最初のうちは1本500円くらいのパッチケーブルでも全く問題ありませんよ
という事です。
筆者はよくパッチケーブルを壊してしまうので
値段的に安いCLASSIC PROかHOSAのパッチケーブルを使いますが、
サウンド的に文句を言われた事はありません。
あとは1本だけ高いパッチケーブルにしても、サウンド的にはほとんど変化は無いと言っても良いかも知れません。
つまりそれくらいの微妙な変化なのだと考えていただいても良いと思います。
・パワーサプライor分岐ケーブル…
あなたはエフェクターを使う時にどうやって電源を確保していますか?
電池?もちろんそれも良いですね!
ですが数回スタジオに入っただけでまた新しい電池に取り替えたりすると結構お金がかかりそうです。
なのでDCアダプターはどうでしょう?
電源タップなどに差せば電池の消費などを気にしないで使う事ができます。まるで充電しっぱなしの3DSのように。
ですが1つのエフェクターに1つDCアダプターを差すとなると、
エフェクターを3〜4個持ってるいるだけで電源タップが一杯になってしまいます。
そんな時に使えるのが分岐ケーブル!
DCアダプターの先を何股にも分ける事で、1つのDCアダプターで複数のエフェクターに電源が供給可能となります!
これをエフェクターに常に差しっぱなしにしておきエフェクターボードに置いておけば、
あなたはスタジオに行くたびに電源タップ1つにDCアダプターを差すだけですぐに音を出す事が出来るというわけです!
筆者のオススメは、CUSTOM AUDIO JAPANのDCアダプターです!
安くて容量が多いのが素晴らしいですね!
ちなみにディレイやリバーブといったエフェクターやマルチエフェクターの場合、かなり容量を食うので
1つのDCアダプターでこれらのエフェクターにも電源を供給する際には注意が必要です。
なので「大は小を兼ねる」といった具合に、なるべく容量の大きいDCアダプターを選んでみてはいかがでしょうか。
・エフェクター用マジックテープ
「せっかくエフェクターボードにエフェクターを入れたけど、中でガタガタ言ってしまって不安です!」
といったあなたには朗報です!
実はエフェクターボードのほとんどはマジックテープがくっつくような設計になっており、
つまりエフェクターのお尻にマジックテープを貼ってあげる事でエフェクターがしっかりと固定されますので
運ぶ時にガタガタ言わなくなり、エフェクターの故障も防げるのです!
しかも安い!これは買いですね!
エフェクターをつなぐ順番がある?
実はエフェクターを繋ぐ際にはただ適当に繋ぐだけでは、もしかしたら思った通りの音が出ない事もあるかも知れません。
1つ1つのエフェクターの効果を綺麗に出すためには正しい順番があると言われています。
1.ペダルチューナー(最近は直接楽器に取り付けるクリップ式の方も多いです)
KORG ( コルグ ) / PITCH CLIP 2
KORG ( コルグ ) / PITCH CLIP 2
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / Polytune 3
2.ピッチシフター系(ハーモナイザーなど)
BOSS ( ボス ) / PS-6
簡単にハモリやオクターブサウンドが出せます。
5.歪み系(オーバードライブとかディストーションとか)
1台持っていて絶対に損はしない超優秀なオーバードライブです。
ベーシストならプリアンプ
TECH21 ( テック21 ) / Sansamp サンズアンプ/Bass Driver DI V2 定番プリアンプ
プロにも多く愛用されるロックサウンドを生み出すベースプリアンプです。
6.EQ系(イコライザーなど)
こちらの記事で詳しく紹介しています。↓
ギターの抜けが良くなる!使えるEQ(イコライザー)エフェクター3選
7.モジューレーション系(コーラス、フェイザー、フランジャーなど)
ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス ) / Neo Clone
歴史のある悪びれたコーラスサウンドを生み出す名機です。
MXR ( エムエックスアール ) / M101 Phase90
シンプルで最高の効果を生み出すフェイザーです。
定番のジェットサウンド以外にも様々な効果を生み出す超多機能なフランジャーです。
8.空間系(ディレイ、リバーブなど)
BOSS ( ボス ) / DD-8 Digital Delay
これ一台で全てがまかなえる超定番ディレイです。
Animals Pedal ( アニマルズペダル ) / Bath Time Reverb
シンプルな操作性で抜群の効果を得られるリバーブです。
9.ボリューム系(ボリュームペダルなど)
などと言われています。
もちろんこの並び方が全てではありませんが、
エフェクターの効果を最大限に引き出す並び方として認識していただければ幸いです。
ですが違う組み合わせや違う順番次第では様々なカッコ良い効果を生む事が出来るのも
エフェクターの魅力の1つ。
例えば筆者はペダルチューナーの後にボリュームペダルを持ってくる事でギターの出力自体を下げ、
オーバードライブをクリーンサウンドにしています。
そしてボリュームペダルを上げれば元のオーバードライブに戻るという
非常に便利なシステムです。
さらに歪みの量を足元でも調整できる上に、
ボリュームペダルで作ったクリーンサウンドは
歪みエフェクターをONにしているせいか
少しきらびやかでツヤのあるサウンドになっている気がするので
筆者としてはとてもお気に入りのサウンドです。
他にも例を挙げるなら、ディレイの後に歪みエフェクターをかける事で、
ディレイの音が歪んで聞こえ、ローファイ感を出す事ができ
ジャンルによっては唯一無二の存在感の音になるでしょう。
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おわりに
このように、あなたのアイデア次第でいくらでも独特のサウンドを作る事ができるのも
エフェクターボードを組む魅力です。
ぜひエフェクターボードを組んで
あなた独自のサウンドを研究してみてはいかがでしょうか?
ではありがとうございました。
またお越しくださいませ。