いらっしゃいませ。
今回からシリーズものとして、
筆者が実際にミックスをしている時の手法を少しご紹介したいと思います。
今回はギターについて
筆者的に良い音とは何か、どうすれば良い音になるのかなど思っている事を書いていきたいと思います。
筆者がミックスをする場合ですが
ジャンル的にはロックが多いです。
↑大体こんな感じです↑
ですので構成的にはボーカル、ギター、ベース、ドラムとなる場合が多く、
使用する楽器の数はあまり多くありません。
ですので1つ1つの楽器の存在感を大事にすると共に、
なるべく録り音を活かした音作りをしたいと思っています。
スポンサーリンク
・ギターの音の方向性
特にギターは楽曲の緩急や迫力を出すために非常に重要な役割を果たしますので、
あまり過剰な加工しない方が良いと筆者は考えています。
ですのでなるべく最初の音作りで方向性を決め、
なるべくその時に作った音の印象を崩さないようにEQの調整をするようにします。
特にギターの音を録ったあとにEQで調整する際にはEQで過剰ブースト&カットをしないようにしたいです。
特に低音のカットし過ぎはペラペラとしたギターの音になりがちですので、
イメージとしてはアンプのキャビネットが気持ちよく振動しているくらいの低域は残せるようにし、
さらにベースやキックとも帯域がかぶらないように、筆者も毎回微調整をしています。
中域は800〜1kHz辺りをがっつりブーストしてもボーカルの邪魔にならなければ問題ありませんが、
ドンシャリを目指してあまりにカットし過ぎると存在感がなくなり音抜けが悪くなりますので注意するようにしています。
高域に関してはあまりカットするメリットは無いのと、
ブーストのし過ぎでキンキンするのは嫌なのであまりいじりません。
最初の音作りで高域の印象はほぼ決めるようにしています。
・マイクで録るかアンプシミュレーターか
ギターのレコーディングに関しては
「マイク録りが最高!」と言われてきましたが、
ここ最近でアンプシミュレーターが非常に発達し、
特にAxe FxⅡなどはアンプシミュレーターとして完璧なサウンドですし、
さらに現行品のZOOMやBOSSの1~2万円ほどのアンプシミュレーターでも非常に良い音が出るようになりました。
アンプシミュレーターを使えば
わざわざスタジオに出向きマイクを立てて録るよりも最終的にコストパフォーマンスが良くなると筆者は考えています。
あとキャビネットシミュレーターを使うのもおススメです。
搭載されているパワーアンプシミュレーターにより
よりリアルなアンプサウンドに近づく事が可能になります。
BOSS ( ボス ) / GT-1