今回はあなたの使っている電子ドラムを生のドラムの感触に近づける方法をご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
・電子ドラムの抱える問題点
よく電子ドラムユーザーが挙げる電子ドラムの問題点として、
「叩いた時の感触が生ドラムと違う」という点が挙げられます。
電子ドラムに使われるパッドの材料は
安いものではゴム製(音が大きい、感度の調整が幅広くない、跳ね返りが強い、ヘッドだけの交換は×)
高いものではメッシュ製(消音性は高い、感度の調整が幅広い、跳ね返りが強い、ヘッドだけの交換が可能)
またYAMAHAではシリコン製のものを採用しています。
性質はメッシュと似ていますが、跳ね返りは他と比べれば程々になり、交換が出来ない(パッドごと交換)という特徴があります。
よくシリコン製のパッドが1番生ドラムに近いと言われますが、
YAMAHAはもう長く電子ドラムの高級機の新製品を出していないので
これからよりリアルなサウンドを求めて高級機の購入を検討される方には
ATV aDrumsやEXSシリーズ、
またROLAND V-DrumsやALESISの電子ドラムがおすすめです。(これらの高級機には主にメッシュ製のヘッドが採用されています)
そして電子ドラムによく使われるゴム製やメッシュ製のパッドには
「跳ね返りが強い」という特性があり、
「跳ね返りが強い」という特性があり、
特にタムやキックなどを叩いた時の感触が生ドラムとはかなり違うと言われます。
たしかに筆者もメッシュヘッドやゴムパッドで練習した後に生ドラムを叩くと、
タムやキックがかなり深く沈み込むような感覚になってしまい違和感を感じました。
しかし逆に考えればこのメッシュヘッドやゴムパッドの跳ね返りを抑えることが出来れば
かなり生ドラムの感覚に近づけることが出来るということでもあります。
ですので今回は電子ドラムのヘッドの跳ね返りを抑えるための3つの方法をご紹介したいと思います。
ATV ( エーティーヴイ ) / aDrums artist Standard Set (ADA-STDSET)
ROLAND ( ローランド ) / TD-17KVX-S 電子ドラムセット V-Drums
1.重心が前にあるスティックやビーターを使う
これは安いものから高いものまでどんな電子ドラムを使用しているユーザーにもオススメできるカスタマイズです。
前重心のスティックやビーターを使うと通常のスティックよりもリバウンドが抑えられます。
電子ドラムでは前重心のスティックを使い、
リハスタやライブでは通常のバランスのスティックを使うと
電子ドラムと生ドラムの感触との差をかなり埋めることが出来ます。
スティックは筆者的にはPromarkのForwardシリーズが非常に使いやすく感じます。
ビーターはフェルトとプラスチック両面のビーターを使い、プラスチック側の方で電子ドラムを練習しておくと良いと思います。
PROMARK ( プロマーク ) / FBH535AW
PROMARK ( プロマーク ) / FORWARD 7A ACTIVEGRIP ACORN
DW ( ディーダブリュー ) / SM101
スポンサーリンク
2.厚めのメッシュヘッドに替える
交換可能なメッシュパッドを使用している電子ドラムユーザーには是非やって欲しいカスタマイズです。
筆者が実際に使ってみた中ではROLAND PowerPlyシリーズが日本で買えるメッシュヘッドとしては現状で1番生ドラムの感覚に近いのではないかと感じます。
海外ではメッシュ3PLYという分厚いモデルもありますが個人輸入のみで購入が難しいのが残念です。
3.スネア、タム、キックにタオルを被せる
上記のメッシュヘッドを交換する方法が使えない場合にも有効です。
タオルを太鼓類に被せると余分な跳ね返りを防ぐことが出来る上に、
ある程度の消音効果もあるので非常に有効です。
ですがあまり厚みのあるタオルを被せてしまうと電子ドラムの反応が悪くなったり
見た目的にも少し悪くなってしまうのがデメリットでしょうか。
スポンサーリンク
・おわりに
いかがでしたでしょうか。
電子ドラムと生ドラムの感触の差を少なくしていくと、
家で電子ドラムを叩くのがもっと楽しくなると思います。
他にも様々な方法があると思いますので
色々と試してみるのも面白いかも知れません。
それではありがとうございました。
またお越し下さいませ。