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いらっしゃいませ。

前回からシリーズものとして、
筆者が実際にミックスをしている時の手法を少しご紹介したいと思います。
今回はついに最終回です。

最後はボーカルについて書いていきたいと思います。


筆者的に良い音とは何か、
どうすれば良い音になるのか
など思っている事を書いていきたいと思います。

 

↑大体こんな感じのミックスを目指していきます。

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・ボーカルの音作りの方向性

ボーカルは意外に調整が難しく、 


特に真ん中の定位にくるベースとドラムのサウンドにあまり被らないように注意して音作りをしなくてはなりません。

ベース、キックの低域、スネアのアタック音に被らないように注意しながら

よりクリアにボーカルのサウンドを際立たせなくてはなりません。

ですので300Hzくらいまでの低域はカットしていきます。

ですがあまりにバッサリとカットしてしまうとスカスカなボーカルに聞こえてしまいますので、

少し低域を残しつつゆったりとカットするようにします。

さらにコンプはあまりかけ過ぎないようにします。

あまりコンプをかけ過ぎると音が潰れてしまいがちになります。

さらにボーカルは音量バランスとしては1番大きく出したいので

ボリュームのオートメーションによる音量調整は重要となります。

リバーブも薄く短くかけますが、

場合によってはディレイの方が馴染みが良くなる場合があります。

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・コーラス(ハモり)の録り方

筆者の場合にはハモりを録る場合はメインボーカルとの馴染みを良くするため、

メインの歌を録る時よりもマイクから少し離れて録音します。

さらにEQは500Hz以下の低音をバッサリとカットします。

これも馴染みを良くするためです。


リバーブは薄く広く
かけるようにします。


ハモりが入ると全体的なボーカルのボリュームが少し増しますので、

ハモリが入る場所ではメインボーカルの方のボリュームを少し調整します。

・ボーカル用のマイク

ボーカルレコーディング用のマイクは
通常のリハーサルスタジオに置いてあるようなマイクではなく、


コンデンサーマイクという幅広く音を録れるマイクを使用した方が確実に綺麗な音で録れます。

筆者の個人的な考えですが、

このコンデンサーマイクは初めの内は安い物でも良いと思います。

例えばMXL770のような初心者向けのマイクでも充分高音質で録れます。

そしてその後に買うのであれば、

2~3万のマイクよりも一気にBlueのBlueberryのような10万くらいのマイクに乗り換えると音の違いがよく分かると思います。

さらに自宅レコーディングであれば良いマイクプリアンプを買っておくとよりクリアに録れるでしょう。

MXL ( エムエックスエル ) / MXL770

MXL ( エムエックスエル ) / MXL770

BLUE ( ブルー ) / Blueberry

BLUE ( ブルー ) / Blueberry

PRESONUS ( プレソナス ) / BlueTube DP v2

PRESONUS ( プレソナス ) / BlueTube DP v2

FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / ISA One Analogue


FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / ISA One Analogue

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・おわりに

いかがでしたでしょうか。

筆者の実際の音作りと処理の仕方を書かせて頂きましたが、
少しでも参考になれば幸いです。

それではありがとうございました。

またお越し下さいませ。

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