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いらっしゃいませ。


今回は筆者の体験を踏まえまして、

歌が上手くなる方法、上手くならない理由について考えてみました。


今回は「カラオケでは歌が上手くならない理由」を、


後編では「どうすれば歌が上手くなるのか」を書いていきたいと思います。



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先日、筆者が所属しているバンド「ヌクヌク企画(http://nukunuku-pj.com/)」の
えいぽんさん(
@doremiitiban)に誘われ


4〜5年ぶりにカラオケで歌ってきました。(朝7時までオール)



その日は非常に有意義で(特にベロベロのえいぽんさんを見てるのが)楽しかったのですが、



それと同時にふと

あぁ、こういった普通のカラオケではきっと歌は上手くならないな

と感じました。




筆者がそう思った理由をいくつか書き出してみます。




・カラオケでは歌が上手くならない理由


1.ガイドメロディーがある 
(音程が鍛えられない)

ガイドメロディーがあると、そのシンセサイザーの音が自分が歌う主旋律とガッツリと被ってきます



楽しんで歌う分には全く問題はありませんが、

自分の歌と同じメロディーが被っている音があると


自分の歌のメロディをモニターできない(俯瞰して聴けない)という状態になってしまいます。



そうすると例え自分が微妙に音程を外していたりしてもそれがわからずに

なんとなく音程が合ってる気がしてしまい


自分の音程の悪さを「誤魔化せて」しまいます。



ですので「音程を鍛える」という意味ではこのガイドメロディーという機能は向いてないように感じます。



もちろんガイドメロディー機能をOFFにする事も可能ですが、デフォルトでONになっているのが問題です。(決して悪い意味ではありません)







2.常に歌詞が表示されている

(歌詞を覚えられない)

人間の視覚からの情報は8〜9割とも言われています。


実際のところ何割なのかはわかりませんが、

視覚からの情報が多すぎると他の集中するべき部分をかなり阻害してしまう事は確かです。



そういった中では特にカラオケの場合


常に歌詞が表示され、さらに背景で映像が流れている状態というのは

実のところあなたの歌のパフォーマンスをかなり下げているのではないかと筆者は考えます。



例えあなたが歌詞を完璧に覚えている曲でも

カラオケで歌う場合はほぼ必ずと言っていいほど画面を見ながら歌うのではないでしょうか?



そうする事で歌の表現力に対する集中力がかなり下がってしまうのではないかと筆者は考えます。



さらに「歌詞を覚える(暗記する)」ことに対する必要性も薄まってきてしまいますので、

歌詞を見ながら歌えないような状況でのリハーサルやライブの練習にはなりにくいと筆者は感じます。 




3.エコー(リバーブ)がかかっている

(リズム感が鍛えられない)

カラオケで歌うのが非常に気持ちの良い理由の1つに

エコー(リバーブ)がデフォルトでかなり強めに掛かっているという事が挙げられます。


広いホールで歌っているような気持ち良さと高揚感を得られることは間違いないのですが、



そういった過剰な残響音はあなたから歌のリズム感を奪ってしまいます



エコー(リバーブ)が強く掛かっている状態では

どのタイミングで歌っていても「なんとなく合っている」ように聞こえてしまいがちです。



ですがバンドなどでリズムを合わせる時には


他の楽器のメンバーは最低限キッチリカッチリとリズムを意識して演奏しています。



なぜなら他の楽器にはあまり強くエコー(リバーブ)を掛ける習慣がそもそもないので、


リズムが合っていないとそれがすぐにバレてしまうからです。



ですがカラオケだけで歌の練習をしていると、


そういった「リズムを合わせる」といった部分が誤魔化されてしまい


結果として歌のリズム感がほとんど鍛えられない状態になってしまいます。



もちろんカラオケでもエコー(リバーブ)を切ることは可能ですが

大抵の場合はなぜか味気なく感じてしまい

少しでもエコー(リバーブ)を掛けておきたいと思う人が多いのではないでしょうか。






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4、座って歌うのがデフォルトになってしまっている

(しっかりとした発声が出来ない)

カラオケルームの中でも特に個人で入るような狭い部屋の場合、



しっかりと立って歌えるようなスペースは少なく


椅子やソファと大きなテーブルが

ギッチリと敷き詰められているような部屋で歌うことがほとんどではないでしょうか?



このようにカラオケとは「座って歌う事が前提」となっているのに対し、



本来の歌う行為は「立って身体を使って歌う事が前提」となっている場合が多く(一部民謡など除きます)、


ポップスやロックを歌う場合にもなるべく立って歌う方が自然であると筆者は考えます。




ですがカラオケでは「気合が入ったやテンションが高い時に歌う」事は多くても、


「本番を想定して常に立って歌う」という行為はあまりしない事が多いように感じられます。



何故なら狭い個室ではそもそもしっかりと立つスペースが無く、

ソファーの上に立ってもバランスが悪く歌いづらかったりと


あまり立って歌うようには作られていないのです。



ですが立って歌うことと座って歌うことでは実はかなり身体の使い方が違います。



立って歌う方が基本的には声量も出やすく、肺活量も安定します。

しっかりと大量の息を取り込み、勢いよく吐ける事で音程が安定しやすくもなります。



座って歌うことは一概に悪い事であるとは言えませんが、

安定してパワフルに歌うためには非常に不利なように筆者は感じます。


声量は下がり喉声で歌う事が多くなり、

結果としてバンドなど大音量で演奏するような場所では

ボリュームを上げなくてはならなくなりハウリングが起きやすい…といった問題が起きる可能性も否定できません。




ですがカラオケの基本のボリューム設定などを見ていると、

大体の場合かなり大きめに設定されており、これは座って歌う前提のボリューム調整だと言えます。



こういった事からも

「あまり立って歌えないような雰囲気作り」がカラオケ側からも提供されていると考えられます。(悪い意味ではありません)





5.自分の歌をプレイバックして聴けない

(自分の問題点を発見できない)



これが一番の問題点だと筆者は考えます。



なぜなら「自分の歌を聴き直す」という行為が

自分の歌が上手くなる最大の方法だと筆者は考えているからです。



自分は今歌った曲のどの部分が苦手で、どういった部分を改善していけば良いか、

そういった情報は何よりの勉強材料になるのですが


カラオケではそういった情報は提供されません。



仮に提供されていたとしても、

隣の部屋や部屋の外から歌声やBGMがガンガン音漏れしてくる中で

自分の歌を集中して聴き直すことは非常に困難です



リアルタイムで音程やリズムを採点してくれる機能もありますが、


それも後から見直すことは出来ずにその瞬間だけで流れていってしまうのが非常に惜しい所だと筆者は感じます。


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・まとめ



カラオケとは日本初の世界的にも非常に有名な娯楽であり、


誰でも気軽に好きな曲を歌い、

友人とコミュニケーションを取れる素晴らしいツールである事は間違いありません。

(筆者も実際に4〜5年ぶりですがとても楽しかったです)




ですがカラオケの目指す方向性とは

誰でも歌が上手く聞こえるようにする
」といったものであり、

言いかえれば「いかに歌が下手な人でも上手く聞こえるようにするか

といった部分に重点が置かれていると筆者は感じます。


ですがそれも当然であり、

カラオケを利用する人のほとんどは

しんどい思いをしてでも歌が上手くなりたい

というわけではなく、


カラオケにいる空間自体や、その瞬間を楽しみたい

と思っている人達がほとんどではないかと筆者は考えます。

そういった場合にカラオケの空間作りや雰囲気作り、
搭載されている機能や設定は至極真っ当であり、

ニーズに応え続けている結果として今の形になっているのも納得できます。




ですがその裏返しとして


「歌を上手くなりたい人が上手くなるためのツール」とはまた違う方向を目指しているのではないかとも筆者は感じます。




つまり歌が上手くなるためには


カラオケとは真逆の発想で考えなくてはならない
と筆者は考えます。


つまり


ガイドメロディーがなく、



歌詞の表示される画面もなく、



エコー(リバーブ)は一切かかってなく、



立って歌うことができ、



自分の歌を何度も繰り返し聴く事が出来る



そういった環境が必要なのではないでしょうか?




後編ではそういった事に関する具体的な方法をご提案させていただきたいと思います。




ではありがとうございました。

またお越しくださいませ。








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