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いらっしゃいませ。

今回はあなたのバンドが自主制作を行う際に

セルフレコーディングにかかる実際の費用を計算してみました。

活動のスタイルにより何パターンか用意しましたので
ご参考になれば幸いです。

・前提条件

今回は
「都内で活動中のVo、Gt、Ba、Drの4人組バンドが
完全にレコーディング用の機材を持っていない状態でセルフレコーディングをする場合、
最安でセルフレコーディングにかかる費用」
を計算しています。

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・レコーディング用のメインPC

これはもしメンバーが既にある程度高スペックの
PCを持っている場合は計算しなくても大丈夫です。

一概には言えませんがCore i5以上のスペックを持つデスクトップPCがあると非常に運用しやすいと思います。

またノートPCの場合はドラムのレコーディングの時にも使えますのである程度高スペックなCore i7の物を購入すると、
ミックス&マスタリングに使えると思います。

これからPCを買いたい方は
こちらのサイトなどで安く購入することが出来ます↓



・オーディオインターフェース

PCと楽器やマイクを繋いでレコーディングするためのオーディオインターフェースですが、

まずはドラムレコーディングも出来て非常に軽いZOOM R16をオススメします。

他にも歌、ギター、ベースも録音できますし

場合によってはPCと繋がなくてもレコーディング出来るという優れものです。

さらにCubase LEというDAWソフトも付属しますので、R16を購入すればそのままレコーディング、ミックス&マスタリングなどの作業が可能です。
そしてこのZOOM R16はリハーサルスタジオによってはレンタル出来る場所もあります(SOUND STUDIO NOAHなど)。

基本的にレンタルで済ませたいという場合はそちらのスタジオを利用すると良いと思います。
またギタリストとベーシストが自宅のPCで録音したいという場合はSteinberg U22 markⅡをオススメします。
こちらにもCubase LEという無料版のDAWも付属するので、これ1つ買うだけで作業が可能になります。

ボーカルは人によって家で歌える人と歌えない人がいると思いますが、

家で歌える人は自前のPCとオーディオインターフェース(Steinberg U22 mark)と
コンデンサーマイクとマイクスタンドとポップガードがあれば歌録りが可能です。
ボーカル用のマイクはMXL 770が値段も安く音質も問題無いと思います。

ポップガードもK&Mの物が安くしっかりと使えると思います。

おすすめ記事↓
超簡単!ドラムレコーディングはZOOM R16しか考えられない。

ZOOM ( ズーム ) / R16 マルチトラックレコーダー

STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22mkII オーディオインターフェイス

MXL ( エムエックスエル ) / MXL770

K&M ( ケーアンドエム ) / 23956 ポップガード

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンド

・DAW

録音した音源を編集するためのDAWですが、

お持ちのPCがmacの方は最初から無料で入手できるGrageBandを利用されるのが良いと思います。

お持ちのPCがWindowsの方は

先程のオーディオインターフェースを購入した際に付属してくるCubase LEを使用して良いと思います。

オーディオインターフェースを既に持っている、またはZOOM R16をスタジオでレンタルする場合には
無料DAWの最高峰であるCakewalk by Bandlabというソフトがおすすめです。

元々有料のDAWだった事もあり、性能はフリーソフトの中でもトップクラスです。

Cakewalk by Bandlabのダウンロードはこちらから↓
http://www.bandlab.com/products/cakewalk

ですのでこちらは基本的には0円です。

GrageBand ¥0

Cubase LE ¥0


Cakewalk by Bandlab ¥0

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・アンプシミュレーター(マルチエフェクター)

こちらはギタリスト、ベーシストが宅録をする際に必要になります。

値段と音質のバランスを考慮しオススメの機材は
ギター用マルチエフェクターZOOM G1 FOURZOOM B1 FOURです。

他のメーカーからも同じ様なマルチエフェクターが出ていますが、こちらのシリーズが最も値段のさと音質のバランスが良いと筆者は考えます。
どのエフェクターもかなり格安ですが
内臓のアンプシミュレーターの音質が非常に良く、宅録でのライン録音向きの機材と言えます。

このエフェクターだけで様々な音を出すことが出来るので、
家で自分好みのサウンドをじっくりと作り込み録音することが可能です。
宅録の場合…

ZOOM ( ズーム ) / G1 FOUR ギター用マルチエフェクター

ZOOM ( ズーム ) / B1 FOUR ベース用マルチエフェクター

ZOOM ( ズーム ) / B1 FOUR ベース用マルチエフェクター

・ミックス&マスタリング用ソフト

DAWを入手した後に必要になるのはミックスマスタリング用のプラグインソフトです。

もちろん前述したCubase LEにもプラグインソフトは付属しているのですが
やはり無料のソフトということもあり初心者がCDの様なサウンドに作りこむのは難しいと思います。

そこで活躍してくれるのがiZotopeのElements Suite V4です。

こちらはボーカルミックス用、楽器ミックス用、マスタリング用、ノイズ除去用のプラグインがセットになったプラグインバンドルです。

Elements版という事もあり多少機能が制限されていますが
セール時に買うと非常に安く購入できたり
自動ミックス、自動マスタリング機能も備えているので
ミックス初心者でも自然とバランスの良いサウンドに仕上げてくれるのも特徴です。

また資金が貯まったらアップグレードしてさらに高機能なバージョンを使えるようになるので
Elements版から買っておいても損はありません。

iZotope ( アイゾトープ ) / Elements Suite V5

iZotope ( アイゾトープ ) / Elements Suite V5

・モニターヘッドホン

実際にミックスをする際には
なるべくサウンドが色付けされてない状態でミックスをするのが良いとされています。

そしてなるべくフラットな状態で音を聞く目的で作られているのがモニターヘッドホンです。
もし可能であればモニタースピーカーというスピーカーを使いミックスをする方が望ましいですが、

家の環境によってはあまり鳴らせない方もいると思いますので

今回はモニターヘッドホンのみでミックスをするという方向で考えています。
値段が高過ぎずにそれなりにしっかりとミックスが出来るモニターヘッドホンとしては

SONY MDR-7506 


AKG K240 MKⅡ  

この2つがおすすめです。

SONYの方は密閉型ヘッドホンという種類で
音漏れがほとんどせずにしっかりとバランスの良いサウンドを出してくれます。
また音漏れがほとんどしないので歌の録音時にも使うことが出来ます。
AKGの方は開放型ヘッドホンという種類で
音漏れが激しいですがモニタースピーカーでミックスをしているような開放感と部屋鳴り感のある自然なサウンドで
ナチュラルなバランスのミックスをしやすいヘッドホンと言えます。

SONY ( ソニー ) / MDR-7506 モニターヘッドホン

AKG ( アーカーゲー ) / K240MKII セミオープン型ヘッドホン

・スタジオ代

実際にリハーサルスタジオを借りる際にかかる費用を計算してみたいと思います。

今回は都内のバンドという前提条件と、
ZOOM R16とドラムマイクセットをレンタル出来るという事から
今回はスタジオNOAH 渋谷1号店を選んでいます。(店舗によっては貸し出していない場合があります)
全てのレコーディングをスタジオでやる場合、
スタジオ代の安い平日の昼間の時間に8時間で計算します。

さらにスタジオは狭すぎず広すぎず、
外からの干渉音が少ない10畳のA2stにします。
8時間のデイパックで¥8960です。

ギターとベースが宅録の場合

まずドラムをA2st個人練習3時間で録り、

その後ギターとベースの宅録が終わった後に
ボーカルがまた個人練習でスタジオに入るという計算をします。

この時ボーカル録りは3時間ボーカルブースをレンタルすると仮定します。

さらにドラム録りもボーカル録りも1人ずつ他メンバーが1人アシスタントで付くと仮定します。
レンタル機材ですが
ZOOM R16は1時間¥100、

ドラムマイクセットは1時間¥500ですが
上限が¥2000で頭打ちなので8時間でも同じ値段です。
ヘッドホンとポップガードは無料で借りれます。
ボーカル用のコンデンサーマイクは

標準的なマイクである

audio technica AT4050が1時間¥200です。

ギターを録る場合マイクは無料で借りれるSM57で大丈夫です。

ベースを録る場合はライン録りの場合はベーシストの持っているベースプリアンプで大丈夫ですが、

もしマイク録りをしたい場合はドラムのキック用のマイクで録ると良いかと思います。

これだけ時間の余裕を持っておけば
確実に1曲分はレコーディング出来ると思います。
〜スタジオ代+レンタル機材費〜


ドラム録り3時間 ¥ 5100
ボーカル録り3時間 ¥4200


バンド全体8時間 ¥12360

・レコーディング用ドラムマイクセットを自腹で買う場合

さらにドラム用のマイクセット
基本的に大手チェーンのスタジオであればレコーディング用マイクの貸し出しをしてる場合がほとんどですので
そちらを活用しても良いかと思います。

それかスタジオに置いてあるSM58やSM57などの無料で借りれるマイクでも十分レコーディングは出来るので、
多少音質は落ちてもコストを抑えたい場合はそちらでも良いと思います。

もし自腹でマイクを購入してそれ以降のコストを掛けたくない場合は

こちらのAKGのドラム用マイクセットが良いと思います。

AKG ( アーカーゲー ) / DRUMSET SESSION I

・合計の費用をパターン毎に計算してみた

1.スタジオだけでレコーディングを行う。全ての機材をレンタル。
・スタジオ8時間+機材レンタル…¥12360

・モニターヘッドホン…¥約10000

・ミックス&マスタリングソフト… ¥10000~20000(セール時などにより増減)

合計…¥32160~42160

4人で割ると1人当りおよそ¥8000~10000の計算になります。

全体の費用はかなり安く済みましたが、

毎回レコーディングをするたびに¥12360のスタジオ代がかかるという事を考えると
長いスパンで見るとコスパは少し悪いかも知れません。
ですが毎回レコーディングスタジオに入る事を考えるとかなり安く済んでいる印象です。

またiZotope Elements Suiteはセールなどで
かなり安く入手する事も可能ですが、
セールスは不定期なのでしっかりと見逃さないようにしておきたいです。
2.ボーカルとドラムはスタジオで機材レンタル&レコーディング、ギターとベースは宅録
・スタジオ代+機材レンタル…¥9300

・オーディオインターフェース2つ…約¥25000

・アンプシミュレーター…約¥15000

・モニターヘッドホン …約¥10000

・ミックス&マスタリングソフト… ¥10000~20000(セール時などにより増減)
合計…¥69300~79300

4人で割れば1人当り¥15000~20000弱とライブ2〜3回分ほどの値段で初期投資が完了します。

その後は毎回¥9300のスタジオ代で運用出来ますのでわりとお得かも知れません。

3.ドラムのみスタジオで機材レンタル&レコーディング、その他は宅録


・ドラム個人練習スタジオ代+機材レンタル …¥5100

・オーディオインターフェース×3=約¥35000

・ボーカルレコーディング用マイク…約¥10000

・ポップガード …約¥2000

・マイクスタンド …約¥2000

・Z・アンプシミュレーター…約¥15000

・モニターヘッドホン …約¥10000

・ミックス&マスタリングソフト… ¥10000~20000(セール時などにより増減)
合計…¥89100~¥99100

こちらも4人で割れば1人辺り¥22000~¥25000弱です。
1人辺りの値段が高くなってきた印象ですが

スタジオ代が¥5100とかなり安く済むようになりました。
何度もレコーディングをするバンドの場合は
少し奮発してこれくらいは揃えてしまっても良いかも知れません。
4.全てのレコーディング機材を自分達で揃えた場合

・ドラム個人練習スタジオ代¥3300

・ドラム用オーディオインターフェース …約¥30000

・ドラムマイクセット …約¥30000

・オーディオインターフェース×3=約¥35000

・ボーカルレコーディング用マイク…約¥10000

・ポップガード …約¥2000

・マイクスタンド …約¥2000

・Z・アンプシミュレーター…約¥15000

・モニターヘッドホン …約¥10000

・ミックス&マスタリングソフト… ¥10000~20000(セール時などにより増減)
合計¥147000~¥157000

4人で割っても1人辺り¥36000~¥40000弱と
先程と比べるとかなりコストがかかってしまっている印象ですが、

全てのレコーディング機材を自分達で揃えられたという事は
レコーディングするスタジオを自分達で選ぶことが出来るということです。

ですのでドラムの音が好きなスタジオや
好きなギターアンプ、ベースアンプの置いてあるスタジオなどでレコーディング出来るなど


かなりサウンドにこだわったレコーディングが出来るようになります。

スタジオの場所やサウンドにこだわりたい人はこちらも検討してみても良いかもしれません。

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・終わりに

今回筆者が調べてみた結果では
最安で1人¥10000強で1曲音源作成出来る計算になりました

DAWやプラグインソフトの進化により
セルフレコーディングでの音源作成も十分現実的になってきていると思いますので

セルフレコーディングに興味のある方は是非一度検討してみては如何でしょうか。

それではありがとうございました。
またお越し下さいませ。
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